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2008.03.22
バイエルン放送もついに高音質化
バイエルン放送Bayern4 Klassikがついに128kbpsでの高音質配信を始めた模様です。番組表はこちら。
番組表はほぼ一週間ごと、19:05からの"Konzert"が主なライヴ枠で、バイエルン放送響の定期やツアーなどが大体フォローされることになるでしょう。まあほかの放送局で結構バイエルンの放送は流れていましたから、そのコンテンツそのものに新味はないと思います。ただ、速報性が増すのと、なかなか他局でやらないバンベルク響の放送の可能性が高いのが大きな注目点でしょう。
また、バイロイト音楽祭もここが親局ですから、高音質化の意義は高いでしょう。まあBartokRadioでもっと高音質で聴くことも出来ます(但しナマだとアクセスが集中するのか接続不良もあり)し、NRKやNDRでは、収録ながら近年はBayern4のアナウンスのみで放送してくれるので、128kbpsでの高音質化ならば放送そのものの意味はそうないとも言えますが。
ナマだとBartokのように不測の音飛びに見舞われたりするので、個人的には速報性を犠牲にしてでも収録で構わないのですが(ベストは2年前のBartokの半日後タイムシフト中継)、今年はまだ各局ナマなのかどうか分明でないので、Bayern4の音質アップはアクセス分散という意味でも歓迎すべきところです。
とりあえず昨夜のマリス・ヤンソンスとバイエルン放送響のハイドン104番とブルックナー7番をざっくり聴いてみましたが、.wmaの128kbpsだと音も落ち着いていてなかなかよいですね。ただ左右逆な感じですが・・・。
番組表はほぼ一週間ごと、19:05からの"Konzert"が主なライヴ枠で、バイエルン放送響の定期やツアーなどが大体フォローされることになるでしょう。まあほかの放送局で結構バイエルンの放送は流れていましたから、そのコンテンツそのものに新味はないと思います。ただ、速報性が増すのと、なかなか他局でやらないバンベルク響の放送の可能性が高いのが大きな注目点でしょう。
また、バイロイト音楽祭もここが親局ですから、高音質化の意義は高いでしょう。まあBartokRadioでもっと高音質で聴くことも出来ます(但しナマだとアクセスが集中するのか接続不良もあり)し、NRKやNDRでは、収録ながら近年はBayern4のアナウンスのみで放送してくれるので、128kbpsでの高音質化ならば放送そのものの意味はそうないとも言えますが。
ナマだとBartokのように不測の音飛びに見舞われたりするので、個人的には速報性を犠牲にしてでも収録で構わないのですが(ベストは2年前のBartokの半日後タイムシフト中継)、今年はまだ各局ナマなのかどうか分明でないので、Bayern4の音質アップはアクセス分散という意味でも歓迎すべきところです。
とりあえず昨夜のマリス・ヤンソンスとバイエルン放送響のハイドン104番とブルックナー7番をざっくり聴いてみましたが、.wmaの128kbpsだと音も落ち着いていてなかなかよいですね。ただ左右逆な感じですが・・・。
2008.03.10
デンマーク国立放送響の新シーズン

デンマーク国立放送交響楽団の2008-09シーズン・プログラムが発表されました。
デンマーク国立放送響の演奏会は、そのほとんどを親局のDR_P2で聴くことが出来ます。定期は完全生中継で、特別演奏会や演奏旅行は収録の場合もあります。
現在は定期を一旦お休みしての欧州ツアー(ウィーン、グラーツ、パリなど)が放送されています。
注目の新シーズンは、首席指揮者トマス・ダウスゴーの指揮による8月末の定期(ストラヴィンスキー/かるた遊び、メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲―テツラフ、ブラームス/交響曲第1番)で幕を開けます。
客演指揮者はほぼ今シーズンと同じ顔ぶれで、トマス・センデゴー(デンマークの若手で注目株です)、ヴラディーミル・ユロフスキ、フリューベック・デ・ブルゴス、レイフ・セーゲルスタム、ヨン・ストルゴールズ、ヘルベルト・ブロムシュテット(10月と2月の二度)、トン・コープマン、ミーシャ・マイスキーの弾き振り、マレク・ヤノフスキ、前首席のミヒャエル・シェーンヴァント、クリストフ・ポッペン、イオン・マリン、アンドラーシュ・シフ、首席客演指揮者ユーリ・テミルカーノフと、壮観なメンバー。
さらに秋の特別演奏会をヤープ・ファン・ズヴェーデンが振ります。
ユロフスキやポッペン、マリンらは初登場ではないでしょうか。
首席客演のテミルカーノフは一度だけなのに、ブロムシュテットは今季同様二回登場します。ひとつはブラームス・プロで、最近よくやる管弦楽伴奏付き合唱曲3曲と交響曲第4番。それに「第九」です。
プログラミングで特徴的なのは、かなり名曲路線だな、ということ。
例年よりも現代作曲家の作品が少ないような気もします。
また、合唱付き大曲が多いのも来シーズンの大きな特色で、マーラー2番(ダウスゴー)、8番(マリン)や「カルミナ・ブラーナ」(セーゲルスタム)、「ドイツ・レクイエム」(A・シフ)、ベートーヴェン「第九」。
マーラーも集中的に取り上げられ上記のほか「大地の歌」、5番(いずれもダウスゴー)とあるようです。
個人的に気になるのは、ブロムシュテットとワーグナーの管弦楽曲集を振るヤノフスキは当然として、2年前のショスタコーヴィチ生誕100年の連続演奏会で、鮮烈な11番の名演を聴かせた俊英センデゴーの振る交響曲第1番ほか、セーゲルスタムの「カルミナ」もかなり楽しみです。
2008.03.01
FranceMusiqueアーカイヴ;3月の予定

イーゴリ・マルケヴィチ
フランス国立放送FranceMusiqueの毎週水曜夜(日本時間木曜未明)のアーカイヴ放送''C'était hier''(「それは昨日」とかそういう意味か・・・?)ですが、こちらのページで向こう一ヶ月の予定が出ているのを発見しました。
3月5日(いずれも現地時間)は既に番組表も出ていますが、ポーランドの作曲家、ユゼフ・ジグムンド・シュルツ(1875-1956)の1934年作のオペラ「マンドリン」の1954年の上演がロジェ・エリスの指揮、フランス放送リリック管弦楽団の演奏で放送されます。
シュルツのなにがフランスと関係あるのかといえば、ワルシャワ音楽院を卒業した後にパリでマスネに師事し、当地で歌曲やタンゴなど、主に軽音楽的な分野で活躍したということのようです。
12日には当月のハイライト、イーゴリ・マルケヴィチの登場。
「古典交響曲」、「ジークフリート牧歌」にコダーイの「ハンガリー詩篇」(独唱ヘフリガー)、それにクラウディオ・アラウとのブラームスのピアノ協奏曲第2番が予定されています。
このアラウとのブラームスは、ローザンヌ音楽祭に出演した際のボーリュー劇場における演奏が既にINAからCD化されています。これが実に重厚で巨大な名演で、アラウの濃厚な節回しと煽るマルケヴィチの指揮が、まさにがっぷり四つに渡り合って強烈です。第2楽章後半の燃焼振りは異常なほど。放送の演奏も同じかと思ったら、ローザンヌが1976年6月10日、今回の放送は6月18日となっていますので、違う可能性が大。ツアー後のシャンゼリゼ劇場でのライヴ、ということでしょうか。
19日は、モノラル期に主に活躍したフランスの名匠、ジョルジュ・ツィピーヌ(1907-1987)。
音楽之友社から出ていた「指揮者のすべて」というムック本によると、ステレオ時代にはパリ音楽院の教職にあったためにほとんど活動していないとのことですが、放送されるのは1960年代から70年代前半のもの。おそらく上記ムックの件は、公式の録音のことなのでしょう。少なくともフランス国内の演奏会では活動していたことが分かります。
曲はやはりご当地ものですが、これがまた渋い。オネゲルの交響曲第5番、早世したジャン・アラン(1911-1940)のオルガン曲を、パリ音楽院長を務めたレイモン・ガロワ=モンブラン(1918-)が編曲した「三つの舞曲」、フォーレの愛弟子ジャン・ロジェ=デュカス(1873-1954)の「フランス組曲」、ロジェ・カルメ(1920-1998)の「オルガン、弦楽と打楽器のための協奏曲」、締めにルーセルの最初のオペラ「パドマーヴァティ」(1914〜18)の抜粋。それもリタ・ゴール(!)、ジョセリーン・タイヨン、エリック・タピー、ロベール・マッサールにミシェル・セネシャルという豪華布陣。
こうして見るとわれわれが普段聴いているフランス音楽が、ほんの僅かな傑作だけなのかが分かろうというもので、このアーカイヴ放送が演奏家だけのものではないこともよく分かります。実に意義深い。
そして3月最終週の26日には、なんと我等が小泉和裕の登場です。
フランス国立放送フィルを振った1974年と75年の二つのコンサートから、グリンカの「カマリンスカヤ」、1957年のジュネーヴ音楽コンクールでアルゲリチと共に一位に選ばれた、知る人ぞ知る大ピアニスト、ドミニク・メルレとのフランク「交響的変奏曲」とプロコフィエフのピアノ協奏曲第1番、それにドビュッシーの「牧神」とチャイコフスキーの交響曲第4番。
小泉が第3回カラヤン・コンクールで一位に輝いたのが1973年11月で、その後欧米のメジャー・オケに頻繁に客演していますから、ちょうどそのときの録音になる訳です。手持ちのエアチェックにもベルリン・フィルを振った同時期の「牧神」とラフマニノフの「パガニーニ変奏曲」(独奏オロスコ)、「オルガン付」が確かあったはず。これを機会に聴き直してみたいと思います。
また、ストの影響で中止となった、ハンス・シュミット=イッセルシュテットの放送も、ちと先ですが4月30日に無事行われるようです。

小泉和裕
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