前のエントリーで紹介したシュミット=イッセルシュテットのアーカイヴ特集が、フランス国立放送のストライキにより放送中止となりました。

ヤフーの海外トピックスや、本日付の讀賣新聞朝刊にもあるように、France Musiqueだけでなく国立放送全体がサルコジ大統領の国立放送改革案に反発し、13日一日中生中継の放送を一切中止したそうです。おのれサルコジ(笑)
当日、ネットラジオの方では代替としてFrance VivaceのCD垂れ流し放送が延々と流れておりました。

危惧していたこの国の問題点がこうも早期に出てくるとはと、苦笑しきりです。
まあS=イッセルシュテットについては、またこの先に再放送を期待したいと思います。原因は違いますが、NHK-BSでもN響定期が国会中継でよく流れますし、慣れっこなんですね、こういうことは。NHK-FMの方でも地震や災害情報などで、一期一会のライヴ放送が中断したり、音楽に被ったりするのはよくあることです。
記憶にあるのは1990年代の半ば、アッバードとベルリン・フィルの「火の鳥」に災害情報が、ジェフリー・テイトとベルリン放送響のヴォーン=ウィリアムズの珍しい宗教曲の途中(「ドナ・ノビス・パーチェム」だったか、これは美しい曲だったのに・・・)でも確か流れてダメになりました。BSだと最近でも井上道義のタコ4で地震を伝えるニューステロップが流れていたし。

エアチェックマニアとしては、昨年の王監督風に言えば、「しゃーない」んです。向こうのストもそういうことと割り切るべきでしょう。
ただ国立放送自体のストは報道にあるように34年ぶりだとか。そう言われてはまさに仕方なし、というか、ストの多い国ながら国立放送は頑張ってる方かなあとさえ思ってしまいます。

本当に危惧するのはただ一点、この現在のよい流れがサルコジの改革案によって、放送局の編成にまで影響するのかどうか。当然ながら、影響しないでいただきたいものです。

来週のアーカイヴですが、とりあえず出ている番組表では、ハンガリー生まれでフランスに帰化した名指揮者、ジョルジュ・セバスティアン特集が予定されています。
このひとも非常にフランスと縁が深いので、放送を期待していました。1946年にパリ・オペラ座の指揮者に就任し、オペラ・コミークやフランス国立放送管とも関係の深かったひとです。確か1968年の国立放送管の初来日にも同行していたと思います。
プログラムはフランス国立放送管とのチャイコフスキー(交響曲第1番と「フランチェスカ・ダ・リミニ」)を中心に、シューマンの「春」など。欲を言えば、彼の振るオペラが聴きたかったんですけども。
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